「民泊問題」を考える  京都革新懇ニュース6月号より



 
 
 
2017年6月12日更新


  民泊が急増
 「民泊」が急増しています。観光客、とりわけ外国人観光客(インバウンド)が増え、一方で空き家が目立つようになり、てっとり早い投機的観光ビジネスが横行し始めたことが「民泊」増加の直接的な引き金だと思われます。ここでは、主に建築・まちづくり分野からこの問題を考えてみたいと思います。  

国の観光政策を見る

  2008年10月に観光庁が発足し、「観光立国」路線が具体的に動き始めました。その観光庁の主催で観光立国推進閣僚会議が2016年5月にまとめた「観光ビジョン実現プログラム2016」|世界が訪れたくなる日本を目指して|を読んでみました。  

 冒頭の基本認識に「観光は真に我が国の成長戦略と地方創生の柱である」とあります。観光本来の意味づけはなく、観光が安倍政権の「成長戦略」に従属させられています。ここに「観光に関わる様々な問題」の最も大きな原因があるように思います。

 具体的には、例えば「文化財の観光資源化」や学芸員に対する「観光振興に関する講座の新設」が挙げられています。文化財保護への真摯な対応は見られず、どこかの大臣による学芸員への暴言を思い出させます。インバウンド観光促進のため「欧米豪を中心とする富裕層をターゲット」にすることが謳われ、「公共空間に『稼ぐ』視点を導入」することが強調されています。観光で儲けろと言わんばかりです。まちづくりから見た問題点もみられます。「宿泊施設の整備に着目した容積率緩和(建物の延べ面積をサービスする)制度の運用」や「観光バス乗降場の一体的整備を誘導するため、容積率緩和制度の活用」などが掲げられており、観光客増加のためなら建築基準法の趣旨も平然と無視しています。

 これが我が国の「観光立国」推進のなりふり構わぬ実態であり、民泊問題も基本的にはこの流れの上にあるわけです。

民泊問題を考える
 民泊とは「住宅(戸建住宅、共同住宅等)の全部又は一部を活用して、宿泊サービスを提供するもの」とあります(「民泊サービス」のあり方に関する最終報告書、2016・6)。つまり民泊は住宅です。建築基準法で、用途地域(住居系、商業系、工業系など12の地域に色分け)によって、建てられる建物の用途が制限されていますが、住宅が建てられない地域は唯一、工業専用地域だけです。つまり、民泊は法律上ほとんどの地域に開設可能ということです。このことが各地で民泊問題を大きくしている原因の一つになっています。こうした実態と住民の声をしっかり分析した緊急な対応が求められています。

 もう一つは管理の問題です。宿泊客のマナーの問題もあります。しかし、問題を引き起こしている民泊のほとんどが、インターネットで予約を受け、もてなす側の顔が見えない関係のまま宿泊だけをさせるという「家主不在型」のようです。まちなかの普通の暮らしの中で生活文化に身近に触れることも観光の重要な要素である ことを考えると、「家主居住型」や少なくとも近所に家主が居住しているホームステイのような形態が望ましいのではないでしょうか。むしろ、そこに民泊の積極的な意味があると言ってもいいと思います。管理不在の民泊は規制が必要です。

 最後に、民泊問題から少し外れますが、京都市の「宿泊施設拡充・誘致方針」(2016・10)の動きに警戒する必要があることを付け加えておきます。富裕層向けの上質宿泊施設であれば立地制限を取りはらうというもので、具体化が進めば、「観光に関わる様々な問題」はもっともっと深刻化しそうです。(久永)

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   京都革新懇2017年度・第38回総会  内容(pdf)
   6月17日(土)  職員会館かもがわ
 午後1時30分〜総会
 午後6時〜交流懇親会

 記念講演 五十嵐 仁さん
 安倍政権打倒の勝利の方程式—革新懇運動の役割
   はんなリズム2017 青年革新懇全国交流会in京都
   華やかに 伸びやかに 自分たちの手で社会をかえていく
 2017年2月4・5日 主催 全国革新懇 実行委員会 協力 京都革新懇

2日間通して、全国から、近畿から、京都から240名以上の参加ありがとうございました。 これを力に京都革新懇、青年革新懇共に頑張っていきたいと思います。
 

 4日 オープニングステージ

 分科会
 分科会 エイサー体験  懇親会
 
 懇親会  
 5日 藤田氏講演 閉会 全員で記念撮影
 あそばせろ デモ  
   
   京都ニュース新年号  暴走政治と対決し、革新懇羽ばたく年に
 
   はんなリズム2017 青年革新懇全国交流会In京都
   日程:2017年2月4(土)〜5日(日)
 会場:京都教育文化センター

 4日 交流会への報告と問題提起・分科会
 5日 記念講演「若者の貧困問題を考える」(仮)

   
   Home-はんなりの2周年パーティー ありがとうございました。
  8/20(土)、無事にHome-はんなりの2周年パーティー、終了しました
☆個人、組織と新しい繋がりも生まれ、催しも漫才、エイサー、サンバと多彩に取り組まれ、2017年2月の全国交流会に向けての良い機会になったと思います(^-^)8/25(木)に実行委員会をします。興味のある方、ぜひお越し下さい

facebook 京都青年革新懇「homeーはんなり」

8月20日案内チラシ
   
   京都革新懇第37回定期総会 報告
 

 野党の勝利で戦争法廃止を! 京都革新懇第37回定期総会

5月14日、京都革新懇第37回定期総会が京都市職員会館「かもがわ」でされました。

主催者あいさつで森川代表世話人・弁護士は「安倍政権は戦争法案を通 してしまえば時間が経てば国民の怒りもおさまると思っていた。しかし戦争法廃止へと目的を少し変えて全国で運動が展開された。選挙に関しても市民が主体的に物事を提起するなど、日本の歴史で初めてのことが起きている」と述べ参議院選挙での奮起を訴えました。

続いて、渡辺武さんが、「『戦国のゲルニカ』と戦争法」と題して講演を行いました。渡辺さんは、大坂夏の陣図屏風に描かれている400年前の闘いの様子、略奪・誘拐・首とり・性暴力などをスライドで説明し、「戦争は400年前も100年前も現代も共通 して残酷この上ないもの」「この地獄の絶望の経験があったからこそ、もうこれ以上続けたらいかんという思いが、徳川の支配に服することも我慢させた」と述べ、憲法第9条で戦争放棄し武器は使わないとした。戦争は絶対にしないという思いは先人と共通 するものがある。戦争法廃止の政府を作るために参議院選挙を勝利しようと強調しました。  

総会議事報告を事務局長が行い、「戦争法廃止の政府をめざして、国政選挙での全国的な政党間共闘がすすむ新たな段階を迎えている。参議院選挙での勝利を勝ち取ろう」と強調しました。

団体、地域、分野の取り組みについて11人が発言しました。「3区補選では戦争法廃止、野党合意を広げる立場で、市民、個人の動きを作ろうと議論した。泉氏は告示前は安保法制一部廃止とあいまいな態度だった。本番ポスターでは“平和を守ろう、立憲主義守ろう 暮らしを守ろう”となり世論と私たちの運動が動かしたと感じた」(伏見革新懇)、「13年ぶりの中京革新懇の再開となった。今までの反省から幅広く代表世話人を選ぶ、事務局体制を強化するとした。10名の世話人体制確立、月一回の事務局会議など、ようやく軌道に乗ってきた」(中京革新懇)

「団体同士のつながり、個人のつながりも気軽に参加できる青年革新懇にしていきたい。
2017年2月4〜5日京都での全国青年交流会は、“はんなリズム”で盛り上げたい。全体会、分科会、懇親会、デモなどを行う予定。ご支援をお願いしたい」(青年革新懇)など多彩 な報告が続きました。

 全国革新懇総会に参加 結成35年、戦争法廃止の政府実現へ


 全国革新懇は5月21日、第36回総会を開きました。
会場となった東京神田の学士会館に京都からも参加しました。結成から35年目を迎え、国民的共同を広げてきた歩みを確信にして、野党・市民の共闘で戦争法廃止の政府実現へ全力をあげる決意にあふれました。  

報告と提案を行った笠井代表世話人は、「革新懇は、戦争法廃止の共同の『要』の役割を発揮した」「私たちの運動は『戦争法廃止の政府』構想を持ち、国政の中心的な課題を共通 目標に掲げ、国政選挙での政党間共闘を進める新しい段階を迎えている。参院選で必ず勝利しよう」と呼びかけました。  

特別発言を全労連小田川議長、日本共産党志位和夫委員長、北海道革新懇黒澤代表世話人、熊本県猪飼代表世話人、沖縄革新懇宮城事務局長が行いました。  全体討論では23人が発言。

京都からはHOME-はんなり(青年革新懇)の中根さん、伏見革新懇の村上さんが発言。

中根さんはトップバッターとしてはつらつ元気よくやりました。HOME-はんなりの活動、来年2月4〜5日に京都で開催される「はんなリズム2017青年革新懇全国交流会in京都」の成功を訴えました。「みなさん、ぜひ京都へお越しください。お待ちしています」と締めくくりました。  

伏見革新懇の村上さんは、伏見革新懇がFBを立ち上げての経験を紹介。提案されている「SNSの活用」を深めた。80歳を超えながらSNS活用を日常化している村上さんに感動のどよめきが広がりました。




  三つの共同目標  
  1. 日本の経済を国民本位に転換し、暮らしが豊かになる日本をめざします。  
  2. 日本国憲法を生かし、自由と人権、民主主義が発展する日本をめざします。  
  3. 日米安保条約をなくし、非核・非同盟・中立の平和な日本をめざします。  

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 日本の平和と民主主義・革新統一をめざす京都の会
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 革新懇へのメール kakusinkyoto@gmail.com まで
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